2023年5月に、東灘区森北町に『ふくだ整形外科リウマチクリニック』を開院いたしました福田康治と申します。医師を志して神戸大学医学部に入学し、大学卒業後は整形外科医として約20年の研鑽を積んできました。これまでに得た知識や技術、経験を、地域の患者さんの治療に役立てていきたいと思い、この地に開院させて頂きました。
運動器の障害は同じ疾病名でも、患者さんによりその状態は異なります。一つの疾病に対していつも同じ治療を行うのではなく、患者さんごとに原因と病態を十分に把握した上で、まずは十分な保存的治療に取り組みます。しかし、保存的治療では改善が得られない場合や、手術治療を優先すべき場合には、適切なタイミングで手術治療をお勧めします。画一的な治療ではなく、患者さんごとの状態に応じたテーラーメイド治療を常に心がけて、わかりやすい説明を通して患者さんにご理解いただいて、医療者と患者さんが同じ目標をもって一緒に治療に取り組んでいく医療を目指しています。
関節リウマチに代表されるリウマチ性疾患の治療は、近年劇的な進歩を遂げています。私は大学院への入学を機にリウマチ性疾患の分野にも携わることとなり、リウマチ医としてもたくさんの患者さんの治療に取り組んで参りました。残念ながら関節リウマチはまだ治癒が得られる疾患ではありません。しかし、疾患活動性を抑え込む寛解を維持することで、病気の進行を防ぐことができる時代になっています。専門医として正確な診断のもとに、病状や全身状態に応じた治療薬の適切な使い分けを行うことで、リウマチ性疾患の患者さんの治療に貢献していきたいと思います。
最後になりますが、私は患者さんと信頼し合うということを大事にして日々の診療に取り組んでいきたいと思っています。患者さんに信頼され、私も患者さんが疾患に向き合ってくれることを信頼するのです。患者さんの話をしっかり聞き、何を望んで、何を不安に思っているか、患者さんによって異なる目的や治療のゴールを理解して、それに向かって一緒に治療に取り組んでいく、そのような医療を行っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ふくだ整形外科リウマチクリニック
院長福田 康治(ふくだ こうじ)